
社員インタビュー
齋藤製作所に勤務し、身に付けた技術を生かして活躍している社員にインタビューしました。仕事の内容、職場の雰囲気など、現場の生の声から感じ取ってみてください。未来のあなたの姿と重なるかもしれません。
若手インタビュー
ベテランインタビュー


多様な技術を身に付け
「ものづくり」に取り組みたい
板金技術者
土屋 博諒さん
2021年新卒入社 大学(機械工学系学部)卒業
── 仕事内容を具体的に教えてください
ベンダーマシンのオペレーターとして、主にステンレス素材の折り曲げ加工を担当しています。この部署に配属されて、まだひと月ぐらいですが、慣れてきた手応えはあります。先輩の指導が的確なんです。
表面が鏡面仕上げの素材にキズをつけてしまったり、曲げ間違いをしてしまうと製品になりません。今、素材の高騰が深刻なので、“やらかし”がないよう、毎日緊張しますね。
曲げ加工の後は溶接の工程に引き継ぎます。加工の精度はもちろん、スピードや台車への積み方などにも気をつけ、後工程が大変にならないように心がけています。
── 齋藤製作所を選んだ理由は?
社長が企業の技術指導者として大学に来ていて、講義を聴いたり指導を受けたりするなかで、自分も、ものづくりの力を身につけたいと思いました。
齋藤製作所は曲げ、溶接、塗装、納品まで一通り社内でやっている企業なので、いろいろな技術を身に付けられることに魅力を感じています。入社後、約1年はパンチングや仕上げ加工を学びながら覚え、今は曲げの技術を習得している途中です。
── 自分自身の成長を感じるのはどんな時?
仕事で扱う図面って学校で学ぶのと違うんです。学校で扱う図面は画一的ですが、実際の現場では描く人によって違ったり、発注者の決まりがあったりするんですね。最初は面食らいましたが、この1年で、“仕事”として図面を見る力がついたかな。図面を見て“つくるもの”をイメージできるようになったと感じています。
今後、さらにいろんな技術や知識を身につけ、「ものづくり」に携わっているという実感を持てるようになりたいですね。
経験を積んだだけうまくなる溶接の仕事
技術を磨き、早く一人前になりたい!
溶接技術者
相沢 彩加さん
2022年サービス業から転職入社


── 仕事内容を具体的に教えてください
トラックのサイド枠のパーツを本溶接する仕事をしています。以前、基盤製造の会社にいた時、基盤のハンダ付けを経験して、すごくおもしろいと感じました。
この会社に入って本格的な溶接の仕事に携わるようになり、おもしろさがグンと増しています。溶接って人の手、人の技術が製品のよしあしを決めていくので、奥が深いんです!知れば知るほどその奥深さにはまります。
もちろん、まだ試行錯誤の連続で、微妙なミスにヘコむこともあります。でも先輩や上司に教えてもらったり、自分なりに考えたり工夫したりしながら、“自分の溶接”を探していく過程も、仕事のおもしろさですね。
── 齋藤製作所に入社したきっかけは?
「溶接はおもしろいよ」と教えてくれた知人がいて、私も溶接をもっと知りたくなって、職業訓練校に通って学びました。就職先を探している時に、たまたま齋藤製作所の募集があって、面接に来て、工場を見て、ここで溶接のプロになりたいと思いました。
溶接は金属や熱を扱う仕事なので、基本、男性の職場というイメージですし、職業訓練校でもそんな印象でした。でもこの会社は福利厚生がしっかりしているし、女性でも働きやすい環境だと感じています。先輩たちも親切に教えてくれますし。溶接に関心のある女性がいたら「一緒に働こうよ!」って言いたいですね。
── 今後への抱負を聞かせてください
個々の技術が製品に現れる仕事なので、もっともっと技術を磨き、高めていきたいと思っています。経験しただけうまくなりますから、一つ一つの仕事を大事に、とにかく経験を積んでいこうと。
素晴らしい腕を持ってる経験豊富な職人ワザの先輩が何人もいるんです。そういう方々を目指してがんばろうと思います。


会社も人も成長を続けている
前向きな人ほど成長を実感できる環境がある
生産管理・事務全般
大塚 聖也さん
2018年商社から転職入社
── 仕事内容を具体的に教えてください
納期に合わせて工程を組み、計画通りに進んでいるか状況を確認しながら現場を調整する生産管理、お客様との調整にあたる営業サポート、広報や人事に関わる業務など、総務系全般の幅広い仕事を担当しています。
前職では商社の営業職でしたので、人との折衝や調整には慣れていましたが、精密板金や溶接等に関してはまったくの素人。現場も工程も製品も、世の中のニーズさえまったくわからない状態での入社でしたので、最初は戸惑いました。しかし、会社が成長していく様子を目の当たりにしながら、自分自身も新しい知識や技術を吸収して成長していくのを実感できる点に、おもしろみを感じ、日々があっという間に過ぎていく感覚です。
── 齋藤製作所の魅力とは?
自己成長できる現場であり、会社だと実感しています。前向きな人ほど成長できる環境があるといえるでしょう。
私自身、入社してから技術的なことへの理解が深まり、板金・溶接に関する知識や情報が身につきました。最近では品質管理に関する考え方や知識も習得し、よりよい製品づくりに向けた取り組みを積極的に考えるようになっています。
── 今後への抱負を聞かせてください
現場の作業効率や安全性を高め、お客様から信頼される高品質な製品を提供していくことが、今後の齋藤製作所の成長の鍵となるはず。技術者だけに依存するのではなく、総務としても専門的な知識や技術をもっと身につけ、現場の信頼を得てサポートしていくとともに、お客様からもより信頼される存在になっていきたいと考えています。
また、齋藤製作所のブランド力を高め、さらなる成長につなげていくことも、今後重要になっていくだろうと感じています。その方面の知識や情報の収集にも努めていきたいと思います。


やる気と努力があれば必ず成長できる職場
安定して仕事があるから安心して勤務できる
板金・溶接技術者
今井 慎吾さん
2013年建設業から転職入社
── 仕事内容を具体的に教えてください
板金、溶接、両方の技術を使い、主にトラックのリア枠の組み立て工程を担当しています。
路上を走る車両のパーツですから、万が一落ちたり不具合が出たりすると重大な事故につながりかねません。この担当になってそろそろ7年ですが、慣れが一番危険です。小さな手順、目配り、確認などが抜けないよう気をつけなくちゃ、と思っているところです。
── 自分自身の成長を感じるのはどんな時?
入社した当初は技術があまりなくて、仕事を「むずかしい」と感じていました。技術が未熟だから、仕事がどうしても遅くなってしまい、お客様に納品できる“製品”として完成させるまでに時間がかかるんですね。先輩に教えてもらい、自分でも技術を高める努力をしながら経験を積むうちに、手応えを感じられるようになりました。
3年ほど経って、仕事をある程度任されるようになった時、ホッとしたというか、やっとここまで来たというか。「むずかしいと思うことでも、努力すればできるようになるものなんだ」と実感しました。
とはいうものの、この職場、本当にうまいプロの職人が多いので、自分はまだまだだと思います。それでも、イメージ通りきれいに仕上がったときは、なんともいえずうれしく、大きな達成感を覚えます。こういう体験を積み重ねて、もっと成長していきたいですね。
── 齋藤製作所に入社してよかったと思う点は?
ここ数年で工場が増え、仕事の幅が広がったり、最新のマシンを導入したりして、会社が着実に大きくなっているのを感じます。コロナがあったり、紛争があったり、いろいろ不安な時代が続いていますが、入社以来、仕事が切れ間なく順調にあるので、安心して勤務していられる点はありがたいと思っています。
単純な仕事ばかりではないし、いろいろな技術を身に付けなくてはならないのですが、技術者としては、それもやりがい。初めはいろいろ大変でも、必ず自分のやりがいにつながっていくと思います。これから板金や溶接を目指す人たちにも、ぜひがんばって“自分の実力”を付けていってほしいですね。


日常生活のいろんな場面で自分が携わった
製品を目にできるのが、大きなやりがい!
板金技術者
塩野谷 忠季さん
2007年製造業から転職入社
── 仕事内容を具体的に教えてください
ファイバーレーザー複合機のオペレーターとして、レーザー加工によるブランク作業(抜き加工)を担当しています。2年半ほど前にマシンを新規導入したときに担当となりました。最新のマシンを任してもらえることがうれしかったのと同時に、それまで以上に大きな責任を感じ、背筋が伸びる思いでした。
高精度なマシンを使うということで、オペレーションそのものも大事ですが、マシンが常に正常に稼働するよう、メンテナンスを怠らないことも重要な役割になります。品質精度の高い確かな製品を製作するために、日頃から慣れからくる油断や見落としがないよう心がけています。
── 齋藤製作所に入社してよかったと思う点は?
前職でも板金部門はありましたが、一部の工程だけだったので、おもしろみを感じるには至りませんでした。齋藤製作所には友人に紹介されて入社したのですが、精密板金の専門会社だけあって、板金そのものの技術の幅が広いんですね。しかも溶接、塗装なども自社対応しているので、いろんな仕事に携わるチャンスが広がっています。
同じ部署で長く勤務し、技術を深めていくのもいいし、幅広い技術を身に付けていくのもいい。自分に合った仕事の仕方で、プロを目指していけるのがいいと思いますね。私自身は、最新のマシンを扱ったり新しい技術を習得したりするのを“楽しみ”と感じながら、16年が経過しました。
── 若手へのメッセージをお願いします
自分が手がけて完成した金属パーツが、車両や建造物の一部になるんです。自分が作ったパーツが道路を走っていたり、ショップなどで役に立っているのを日常的に目にできるって、なかなかすごいことだと思いますし、家族や友人にもちょっと自慢できますよね。
私たちの仕事は一見、地味かもしれませんが、そんなやりがいに満ちていることを、ぜひ知ってほしいと思います。一緒に技術を磨いていきましょう!